従来の心理テスト
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抑うつスケールのほとんどでは被験者がうつ病であるかないかその結果を意識的に誘導できる。
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被験者の人格や精神状態について妥当性が高いと言われているロールシャッハテストにおいても解釈は評価者によってまちまちである。
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喜怒哀楽や不安といった感情状態を把握しようとした場合、各感情ごとに心理テストや心理尺度がありその手間は煩雑である。また従来のテストではどのように答えればよいかが常識的に判断できるため結果の誘導が可能である。
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繰り返し施行することにより、どのようなテストであっても慣れや練習効果が現れる。
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会話による交流を把握することは可能であるが、非言語的なコミュニケーション能力や、その特性(場を読む・相手の心情を察するなど)の判断は困難である。 |
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Noh感情評価システム
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文章ではなく表情を読み取って判断するだけのテストであるため、特定の結果へ意識的に誘導することは困難である。 |
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測定結果の評価はグラフとスコアを用いて行うので、科学的かつ統一的な判定が可能である。また他症例との比較も容易である。
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一種類一回のテストで被験者の感情バランスを測定することが可能である。さらに、どの感情に対して肯定的・否定的な反応を示したかにより、健常・器質性疾患・統合失調症患・抑うつ傾向などの「あたり」をつけることができる。 |
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客観的なデータの蓄積ができるため、繰り返し施行することで、より精度の高い測定、あるいは経時的な感情評価の測定が可能となった。
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表情認知という、言語を伴わずかつ社会的に必要とされる対人能力を測定できる。 |
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